「アナエロビックらしい、どっしりボディ感」
アナエロビックはコスタリカが発祥のようです。
アナエロビック・ファーメンテーションとは嫌気性菌による発酵を利用した精製方法のことです。
精製方法にはいろいろあり、ナチュラルでも、あるいはウォッシュドでさえ何らかの発酵と関わっていますが、アナエロビックの場合はしっかりと意図的に発酵させます。
嫌気性といえば空気を嫌う菌のことで、代表的なのは乳酸菌で・・・、
などと言い出せばキリがないのでここまでにして、つまりはがっつり発酵させます。
そしてお味の方は。
浅め焙煎から深め焙煎まで全体を通してアナエロビックらしい、どっしりとしたボディ感。
そのどっしり感はナチュラルのものともちょっと違います。
深めでは、ボディ感に加えて甘い系の果実感を少し感じるとともに軽い苦味、そして、一瞬焦げ感を伴うと思わせるようなスパイシーな感じも。
浅めでは、ボディ感と軽い酸味の組合せ、という感じですが、浅すぎると酸味のみが立ってその他の旨味があまり感じられず、少し凡庸になってしまうかもしれません。
すっきりなウォッシュドを飲み続けて少し飽きたときには、少し趣向を変えてアナエロビックな豆を試してみるのもいいんじゃないでしょうか。
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