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【はじめましてコーヒー シリーズ Vol.69】 「ブラジル さくらブルボン」 中浅、中、中深煎り

「華やかで洗練されたブラジルの味」

 

さくらブルボン。

 

命名からして桜の時期には出回る豆ですが、入手が遅くなったため今の時期に試飲。

ちなみに「さくら」という命名ですが、サクランボの味とは特に関係がございません。

 

さてお味の方は。

 

少し浅め焙煎でも酸味はなく、ブラジル特有のナッツ感を感じます。

そのナッツ感を、他の豆よりも華やかで、かつ洗練されたように感じるのはさくらブルボンだからかもしれません。

ワンランク上をいくブラジルの味、みたいな。

 

中煎りでも、その華やかさや洗練された感じを維持。少しスパイシーさも混ざっているように感じます。

 

深め焙煎では、少し「焦げ感」を伴う苦味を感じますが、ほどよい焦げ感がナッツ感の旨味と上手く調和して、これまたいい感じの味になりました。

 

たいていはコーヒーの旨味を邪魔する味と感じている焦げ感が、さくらブルボンについてはこのコーヒーの旨味と馴染んで全体としていい味となっているように感じたのは、客観的な評価なのか、あるいは主観的なものなのか。

 

ブラジル感を味わう豆としては、浅めでも深めでも、間違いのない選択肢だと思います。

 

弊団体でも取り扱っていますが、人気がありすぐに在庫がなくなるという理由に納得です。