「コーヒーの淹れ方」
この日は「ゆったりした空間をつくりたい」方がご参加。
コーヒーを淹れるときに、手動ミルで2,3分かけて豆を挽くその時間が楽しい。
パンの生地をこねている時間がお好きとのことで、数分間、集中してコーヒー豆を焙煎する手仕事も、やってみたら「楽しい」。
あきらかに家庭焙煎向きでいらっしゃいます。
体験講座と違い、基礎講座ではコーヒーの淹れ方について、淹れているところをお見せしながらご説明した上で、実際に淹れて頂きます。
今回、焙煎した豆を半分ずつ分けて、参加者の方と私がそれぞれドリップしました。
はじめて使うドリップポットなのでお湯のコントロールが少し上手くいかず、淹れ方で上手くいかなかった部分がありました。
私が淹れたものと飲み比べてみると、基本的には両方美味しいのですが、差があるのが分かりました。
片方は少し淡泊な感じ。もう片方は味に広がりと深みがある感じ。
(こういう点も、1種類だけで飲むと分からないのですが、飲み比べてみることで、よく分かります)
コーヒーの味を構成する要素は数百種類ともいわれますが、後者の方はそれらの要素をより多く、よりうまく抽出できたのではないかと思います。
コーヒーの淹れ方はプロでも百人百様で、ネットや本で調べるほどに、ときに混乱するのですが、よく行われている淹れ方はあって。
その、よく行われている淹れ方も、いくらでも載っているのですが、そこには文章だけではなかなか書き切れていない、読み取れない、大切なポイントや理論がいくつかあります。
それらのポイントや理論を知って実践すると、その後に淹れるコーヒーの味がグッと上がるかもしれません。
しかしまあ、コーヒーの繊細さたるや、神はなんちゅうものを人類に与えたもうたのでしょうか。
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